皇大神宮本殿

建物データ

指定名称 皇大神宮本殿   明治36年(1903)
桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、桟瓦葺、平入、正面一間向拝、桟瓦葺、南向
指定年月日
所在地 あさぎり町伊勢本
修理記録 昭和31年:粘土瓦からセメント瓦に葺替え
保存修理工事報告書 未出版

皇大神宮境内

皇大神宮境内

『九州相良の寺院資料』(上村重次著、昭和61年8月1日発行)によると、天和2年(1682)に人吉市の東林寺(黄檗宗)天瑞和尚が勢松庵を再興しました。貞享年間(1684~1687)にのために伊勢神宮を勧進しましたが、元禄11年(1698)には無住となりました。
現在の本殿は棟札により明治36年(1903)に建立されたことが判っています。

皇大神宮本殿正面

皇大神宮本殿正面

明治期になると建物の彫刻が多くなり、江戸期のものと趣が異なります。

皇大神宮本殿正側面

皇大神宮本殿正側面

化粧垂木は棒垂木になっています。

建物情報

※情報の内容は調査・研究成果によるものです。

平面計画 皇大神宮本殿平面計画
熊本大学作図の平面図を見ると、身舎は18尺の正方形で平面で、正面は中央間4(7.2尺)、端間3(5.4尺)の整数比とし、身舎側面は三間等間で6尺、向拝奥行も6尺となっています。
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