桑原家住宅
建物データ
| 指定名称 | 重要文化財桑原家住宅 1棟 江戸後期 桁行19.8m、梁間5.9m、寄棟造、妻入、茅葺、東面庇付、桟瓦葺、北面一室附属、南面 突出部 桁行5.5m、梁間5.0m、寄棟造、茅葺 |
|---|---|
| 指定年月日 | 昭和48年2月23日 |
| 所在地 | 錦町大字一武 |
| 修理記録 | 平成3年(災害復旧屋根工事) |
| 保存修理工事報告書 | 未出版 |
桑原家住宅正面
重要文化財指定説明によると、桑原家は人吉藩に属していたと伝えられています。小規模ながら玄関も付き、郷侍として一般農家とは多少異なる外観を持っています。建築年代は町内にある文政5年(1822)の住宅と形式手法を比べるとほぼ同時代とみられています。
桑原家住宅正面玄関廻り
桑原家住宅は昭和48年2月23日に国の重要文化財に指定された後、詳細な調査や根本修理が行われていませんので、主屋が建てられた当時の姿は判りませんが、湯前町の那須家住宅主屋(文化14年1817)のように居室が横一線に並んでいたのか、現在のように鉤屋であったのか興味が尽きません。
ここ見てください
写真のような玄関形式は郷侍の住宅に使うものか、これから調査を進めたいと考えています。湯前町の樅木家住宅にも同じ形式の玄関が残っています。
桑原家住宅正面突出部
外部から見るだけではどのような用途であったのか判りませんでした。
